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一般婦人科外来

Gynecology

婦人科外来|上野レディスクリニック|名古屋市北区の産婦人科|平安通駅から徒歩5分

Gynecology

一般婦人科外来

産婦人科は、産科と婦人科の両方を兼ね備えたクリニックです。産科は妊娠された妊婦さんの検査や治療を行い出産までサポートさせていただき、また、婦人科では、女性特有の病気を診察・治療させていただく科目となっております。当院は、妊婦さんの診療や出産のサポートの他、婦人科における診察・診療も行っております。
婦人科で診察・診療させていただく内容は多岐に渡ります。生理に関すること・おりものの悩み、月経前症候群(PMS)、乳房の病気、子宮、卵巣、性感染症、更年期障害、子宮脱、避妊、不妊の相談から妊娠に関することなど、思春期から老年期における女性特有の病気や症状すべてを扱います。

月経(生理)痛/月経困難症

月経困難症とは

月経困難症とは

月経困難症とは、月経(生理)期間中に月経に伴って現れる病的な症状です。
生理中の下腹痛や腰痛で悩まれていらっしゃる女性も多いのではないでしょうか。また、月経痛がひどくなり、頭痛や吐き気、疲労感などの症状があらわれ、日常生活に支障が出てしまう方もいらっしゃいます。
月経痛を我慢しすぎてしまい、治療をせずに過ごしてしまうと、潜んでいる別の病気を見逃してしまったり、不妊につながる可能性もありますので、お悩みの方は早めの受診をお願いいたします。

月経困難症の症状

  • 下腹部の痛みや張り
  • 腰痛
  • 吐き気や嘔吐
  • 頭痛
  • 疲労・脱力感
  • 食欲不振
  • イライラ
  • 下痢など

治療

  • 鎮痛剤
  • 低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(低用量ピル)
  • 黄体ホルモン薬
  • 子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®)
  • 漢方薬

子宮筋腫

子宮筋腫とは

子宮筋腫とは、子宮に発生するこぶのような良性の腫瘍です。
子宮筋腫の発生や発育の仕組みは十分に解明されているわけではありませんが、女性ホルモンが関係していると考えられています。
20代~40代の性成熟期に発症することが多いですが、症状がまったく出てこず、健診の時にたまたま見つかった、貧血や頻尿、月経痛がひどく受診した際に見つかった、といったケースも多く見られます。閉経後は卵巣からの女性ホルモンの分泌低下にともなって縮小することが多いです。

子宮筋腫の症状

  • 月経の量が多い(過多月経)
  • 月経時に血の塊が出てくる
  • 月経が長引いてなかなか終わらない
  • 貧血
  • 不妊症
  • 月経痛がひどい
  • 腰痛
  • 頻尿
  • 便秘 など

治療

子宮筋腫の大きさや子宮内膜への干渉具合、また症状の改善が見られる見込みがある場合など、状況に応じての治療になります。必ずしも治療が必要なわけではなく、症状がない場合や症状が軽い場合には子宮筋腫の状態を定期的に検査しながら経過観察をします。
症状が重い方など、対症療法では難しいと判断した場合は、手術を含めた治療法をご提案させていただきます。
患者様のご年齢や症状の程度、今後出産をご希望されている場合など、様々なニーズに応じて適宜対応させていただきます。

子宮内膜症/子宮腺筋症

子宮内膜症/子宮腺筋症とは

子宮内膜症は痛みと不妊を主な徴候とする女性ホルモン依存性の慢性炎症性疾患です。
子宮内膜組織は子宮の内側にあります。子宮内膜症/子宮腺筋症は本来あるべき子宮の内側以外の場所に、子宮内膜あるいは子宮内膜に似た組織ができる病気です。
子宮内膜組織が子宮筋層にできたものが「子宮腺筋症」、それ以外の場所にできたものが「子宮内膜症」です。閉経後の女性にはほとんど発症せず、月経がある若い年代に発症すると言われております。
子宮内膜症の発生が多い場所として、卵巣(卵巣チョコレートのう腫)、子宮と直腸の間のくぼみ(ダグラス窩)、子宮を後ろから支える靭帯(仙骨子宮靭帯)、子宮と膀胱の間のくぼみ(膀胱子宮窩)などがあげられます。

子宮内膜症/子宮腺筋症の症状

  • かなり強い月経痛(疼痛)
  • 月経以外の腹痛
  • 性交痛
  • 腰痛
  • 月経の量が多い
  • 不妊症 など

治療

  • 薬物療法【消炎鎮痛剤、低用量ピル、黄体ホルモン製剤、子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®)】
  • 手術療法(腹腔鏡下手術、開腹手術)

過多月経(貧血)

過多月経とは

月経量が通常より多い状態のことを指します。月経血量は1回あたり20〜140g、平均は50〜60g程度とされております。実際に出血量を計測することは困難であり、経血量で診断されることはほとんどありません。実際には経血量が多いという症状と血液検査によって、貧血の有無を指標として判断されるのが一般的です。

過多月経の症状

月経血量が多く、月経血の中にレバー状の血の塊が見受けられ、常時夜用ナプキンが必要となり、交換頻度も高くなる、ナプキンが1時間ももたず交換が必要といった日常生活に支障をきたしてしまっている状況です。鉄欠乏症貧血になるケースが多く、それに伴い、動機・息切れ・めまいなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

過多月経の原因

ホルモンバランスの乱れや子宮の病気(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮悪性腫瘍)などが考えられます。

治療

  • 薬物療法(子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®)、GnRHアゴニスト・アンタゴニスト)
  • 手術療法

月経不順/無月経(続発性無月経)

月経不順/無月経とは

月経不順/無月経とは

正常の月経は、周期日数が25〜38日(変動が6日以内)かつ、出血持続日数が3〜7日とされています。多少のずれがあったとしても範囲内に収まっていれば問題はありません。

月経不順は、周期日数や出血持続日数によって以下のように分類されます。

頻発月経
月経周期が短くなり、24日以内で発来したもの
希発月経
月経周期が長くなり、39日以上で発来したもの
不整周期
上記の正常周期に当てはまらない月経周期
過長月経
出血日数が8日以上続くもの
過短月経
出血日数が2日以内のもの

無月経とは、妊娠や閉経とは別の理由で、周期的な月経が発来すべき年齢層の女性において月経がない状態のことを言います。

原発性無月経
18歳になっても初経が起こらないもの
続発性無月経
これまであった月経が3か月以上停止したもの

月経不順/無月経の原因とは

月経の周期が長くなったり短くなった、月経がこなくなってしまった、こういった状態を月経不順/無月経と言います。
月経不順の原因は、卵巣の障害や高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺疾患など様々ですが、疲労やストレス、激しい運動、過度なダイエットなどによるホルモンバランスの乱れが原因となることもあります。
医師による適切な診断が必要となりますので、お早めに受診いただければと思います。

更年期障害

更年期障害とは

更年期障害とは

日本人の女性の平均的な閉経時期を挟んだ、前後5年間ほど、計約10年間を更年期と言います。閉経時期は個人差がありますが、50歳前後が平均的です。女性ホルモンが減少していき、それに伴い様々な症状が現れます。これを更年期障害と呼び、代表的な症状はホットフラッシュと言われる、突然のほてりや大量の汗、のぼせなどを起こします。頭痛や腰痛、不眠のほか、動悸が激しくなったり倦怠感を覚えたり、イライラして怒りっぽくなったりすることもあります。最近は、早ければ30代後半から症状が現れる女性も多くなってきております。

更年期障害の症状

  • 体がだるい・顔がほてる(ホットフラッシュ)
  • 大量の汗
  • 疲れやすい
  • 動悸
  • むくみ
  • めまい
  • 頭痛
  • イライラ
  • 不安など

治療

  • 漢方療法
  • ホルモン補充療法(HRT)
  • その他イライラや不安などの症状には抗うつ薬や抗不安薬を使用します。