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性感染症

Sexually Transmitted Diseases

※写真は建て替え後のクリニック完成予想図となります。
現在は仮設診療所での診療をおこなっております。

性感染症|上野レディスクリニック|名古屋市北区の産婦人科|平安通駅から徒歩5分

Sexually Transmitted Diseases

性感染症

性感染症とは

性感染症とは

性感染症とは性行為を介して感染していく病気で、STD(Sexually Transmitted Diseases)とも言われます。

ひとくちに性感染症と言いましてもいろいろな病気があり、その主なものには、次のような疾患があります。

クラミジア感染症

日本で最も多い性感染症で、クラミジアトラコマティスという病原体を介し、性的接触による粘膜同士の接触で感染します。潜伏期間は1~3週間です。
症状としては、男性では排尿時痛や尿道掻痒感が生じます。女性では症状が軽く、無症状のことも少なくないため、気付かずにいるとパートナーにうつしてしまっている可能性があります。放置すると不妊、流産・死産の原因になることがあります。
診断の方法は、性器や尿道からの分泌物や尿、口腔内からの抗原検出や核酸検査(PCR)で行っており、治療には抗菌薬(マクロライド系、ニューキノロン系が中心)を使用いたします。

淋病

病原体は淋菌で、性的接触による粘膜接触で感染します。まれに、抵抗力の低い老人の方やお子様が、銭湯やトイレなどで感染するケースがあります。潜伏期間は2~7日で、その後発症します。症状としては、女性ではおりものの変化や不正出血がおきます。おしっこの際に痛みがあまりないので、気づかないことも少なくありません。咽頭や直腸への感染もありますが、自覚症状が無く、気づきにくいものです。男性の場合は、尿道に軽いかゆみや熱っぽさを感じたり、おしっこの際に痛みを感じることがあります。診断は性器、尿道からの分泌物や口腔などから病原体分離培養、あるいは核酸検査(PCR)で行います。

治療には抗菌薬を使いますが、各種の抗菌薬に対して耐性率が高くなっています。放置すると不妊の原因になることがあるほか、感染した母体から出産した新生児が淋菌性結膜炎になることがあります。

性器ヘルペス感染症

性器ヘルペス感染症は、男女ともに罹患する病気です。病原体はヘルペスウイルスで、性的接触による皮膚・粘膜の病変との接触で感染します。症状としては、性器の痒み、不快感の後、水泡、びらんが生じます。性器のほか、口にできることもあります。口に感染すると口唇ヘルペスと言います。診断は病変部からのウイルス分離、抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。治療には抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)を使います。

初めてヘルペスが出るときは、強い痛みを伴います。2~4週間で自然に治りますが、再発がしやすい感染症です。
発熱がある場合には、脳・脊髄への感染の可能性もあるので、早めの治療が必要です。

梅毒

病原体は梅毒トレポネーマという細菌が引き起こす感染症です。性的接触(通常のセックスのほか、オーラルセックス、アナルセックス、キス)による皮膚や粘膜の病変との接触により感染します。潜伏期間は約3週間です。
医療が発達した現代で死に至るケースは少ないですが、早期発見の上治療をしていくことが大切です。
症状としては、感染部位(性器、口など)に赤色の堅いしこりやただれができ、近くのリンパ節が腫れます(第1期)。手足や身体全体に赤い発疹が出てきます。その後症状が重症化すると、発熱、全身倦怠などの全身症状とともに、皮膚に様々なタイプの発疹が現れ(第2期)、さらに10~30年の間に心臓や血管、脳が冒されます(第3、4期)。診断は病変部の病原体を確認(顕微鏡観察)するか、あるいは血液による抗体検査で行います。

治療には抗菌薬(主としてペニシリン系)を使います。放置すると第1期から2期、3・4期へと徐々に進展します。精神神経異常、死に至ることもあるほか、母体の感染により、出生児が先天梅毒になることがあります。

カンジダ腟炎

病原体はカンジダ属の真菌(カビの仲間の総称)です。性的接触により伝播することがありますが、カンジタという人間がもともと持つ常在菌が増殖することで発症するケースがあります。カンジダ膣炎は、免疫力にも関係があります。妊娠中、風邪をひいたとき、疲れた時など、性行為とは関係なく発症することもあります。
カンジタ膣炎に関しては、成人女性に発症するケースがほとんどです。

潜伏期間は定まっていません。症状としては、女性では外陰部の痒みとおりものの増加、熱感、白いヨーグルト状のおりものなどが見られます。診断は顕微鏡観察等による病変部からの胞子や仮性菌糸の検出や病原体の培養によって行います。治療には抗真菌剤の腟錠や軟膏・クリーム、経口薬を使います。放置すると症状が継続したり、再発・再燃を来たしたりします。
ストレスや風邪、疲労などによる免疫力の低下やホルモンバランスの変化などが原因と考えられています。

尖圭コンジローマ

病原体はヒトパピローマウイルス(6型、11型が多い。子宮頸がんを発症しやすいのは16型、18型)で、性的接触(セックス、オーラルセックス、アナルセックス)による皮膚や粘膜の病変との接触です。潜伏期間は3週間~8か月です。
男女ともに同じような症状で、性器・肛門周囲などに鶏冠様またはカリフラワー様のイボが出来ます。診断は、病変部の形態の観察、病原体の核酸検査(PCR)で行います。
治療は切除、レーザー、クリーム(イミキモドクリーム)などで行います。放置した場合、20~30%は3か月以内に自然治癒します。
妊婦さんに関しては、赤ちゃんに感染する場合もありますので、早めの受診をお願いいたします。

性感染症が疑われる症状

次の症状がある場合は、性感染症が疑われます。躊躇させずに早めに受診してください。

  • おりものの量が増加した
  • 性器の痒みがある
  • 性器のにおいが気になる